植物図鑑
メグスリノキ
カエデ属
メグスリノキ
学名:
Acer maximowiczianum
〔基本情報〕
山地にはえ、高さ25mにもなる落葉高木。
幹は直立します。
葉は対生する3出複葉で、頂小葉は長さ5~14cm、幅2~6cmの楕円形です。
葉の縁には低く鈍い鋸歯があり、しばしば波状になります。
葉の表面ははじめ毛がはえますがのちに無毛、裏面には全体に粗い毛がはえます。
葉柄は長さ1.5~5cmで、小葉柄とともに粗い毛が多くはえます。
葉は秋に鮮やかに紅葉します。
雌雄異株です。
雄花は3~5個ずつ、雌花は1~3個ずつ、葉腋に散形状につきます。
花は淡い黄緑色で萼片、花弁ともに6個です。
果実は長さ4~5cmで2個ずつつき、それぞれにプロペラ状の翼があり、平行~鈍角に開きます。
〔利用〕
樹皮や小枝、葉を煎じたものを民間薬として洗眼に用います。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
半日陰から日向で水はけのよい場所を好みます。
特に木が若いうちは半日陰の方がよいです。
日陰では紅葉の発色が悪くなります。
カミキリムシやアブラムシによる被害があるので、見つけ次第補殺します。
〔備考〕
目薬として用いることが名の由来です。
名前
メグスリノキ(目薬木)、チョウジャノキ(長者木)
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、10月、11月
花咲く季節
5月
実のなる季節
8月、9月
葉の鑑賞期間
10月、11月
分布または原産地
日本(本州:宮城県以南、四国、九州)
形状
直立
草丈・樹高
25000mm
葉の形
3出複葉
葉の生え方
対生
縁の形
波状、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
6
花の色
緑
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
赤、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
6a〜9b
病害
虫害
カミキリムシ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
42172
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