植物図鑑
ネグンドカエデ
カエデ属
ネグンドカエデ
学名:
Acer negundo
〔基本情報〕
高さ20mほどになる雌雄異株の落葉高木。
幹は直立します。
葉は対生し、5~7小葉からなる奇数羽状複葉です。
頂小葉は長さ4~10cm、幅2.5~5cmの楕円形~狭卵形で、全縁または上半分に数対の大きな鋸歯があります。
葉柄は長さ4~10cmです。
葉には表面脈上と裏面に伏した毛が密にはえます。
葉は秋に黄葉します。
雄花は散房状の花序につきます。
雌花は10~50個が、垂れ下がる総状または複総状の花序につきます。
雌花序の基部にはときに1対の葉があります。
花は黄緑色~紫色で花弁は4個、萼片は3~5個です。
花には長さ3cmで糸状の花柄があり、垂れ下がります。
果実は長さ4~4.5cmで2個ずつつき、それぞれにプロペラ状の翼があり、直角~鋭角に開きます。
果実は房状に垂れ、長く枝に残ります。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
半日陰から日向で水はけのよい場所を好みます。
夏の強い日差しにあたると葉焼けを起こすことがあり、特に木が若いうちは半日陰の方がよいです。
日陰では黄葉の発色が悪くなります。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は根づいた株では降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株の周りの施します。
カミキリムシやアブラムシによる被害があるので、見つけ次第補殺します。
名前
ネグンドカエデ、トネリコバノカエデ、トネリコバカエデ、Box elder、boxelder maple、ash-leaved maple、ashleaf maple、maple ash、Manitoba maple、elf maple
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、10月、11月
花咲く季節
4月
実のなる季節
7月、8月
葉の鑑賞期間
10月、11月
分布または原産地
北アメリカ東部
形状
直立
草丈・樹高
20000mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
対生
縁の形
全縁、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
総状花序、散房花序
花弁の数
4
花の色
緑、紫
花径
花序の長さ
実の色
茶
葉の色
黄、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
必要
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園、街路樹、コンテナ
ハーディネスゾーン
5a〜10b
病害
虫害
カミキリムシ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
50904
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