こんにちは。首都圏から山口県萩市に移住して初めての春を迎えるイシダヨウコです。
先日、地元公民館で行われた「道草を食べる会」に行ってきました。樹木医の先生や詳しい方に教えてもらいながら周辺を散歩し、道に生えている野草を採って、みんなで天ぷらや和え物などに調理して味わうというものです。
道端の数々の草花の名前や特性を教えてもらい、たくさんの驚きがありました。今回は、そのなかのほんの一部をご紹介。
外国から来た「オシャレなお野菜」が野生化していた!
クレソンなんて、ちょっと珍しいオシャレなお野菜だと思っていたら、用水路にモリモリはえていました。
薬膳料理などでおなじみのクコ。こちらも外来種が野生化したのだそう。赤い実は秋ごろになるそうで、これまた楽しみです。今回は葉っぱの10cmくらいの部分を天ぷらに。
雑草だと思っていたら、ものすごいパワーをもった食材だった
こちらは、ノビル。似たような草がたくさん生えていて、見分けるのがむずかしかったです。
さっとゆでてから、酢みそ和えにしていただきました。酢みそ和えも大変おいしかったのですが、根っこの部分を生の状態で酢みそをかけて食べたら、カーッと体が熱くなるのを感じました。にんにくのような、ラッキョウのような、スタミナがつきそうな感じ。翌日まで体がポカポカしていました。
これまで、ただの雑草だと思っていた存在が、実はものすごいパワーをもった「おたから」であることを発見しました。
はじめて見た! 天然のキクラゲと白いタンポポ
- キクラゲ
天然のキクラゲが、ごくごく普通の道ばたの切り株に生えていました。専門家の目がなかったら絶対に食べようとは思わないビジュアルです。今回は天ぷらとお味噌汁に入れていただきました。ものすごくおいしかった!
関東ではあまり見かけない白いタンポポ。こちらではメジャーな存在のようです。天ぷらにしていただくと甘みがあり、とってもおいしかったです。
ちなみに、額が上向きのタンポポは日本の在来種。額が下向きのタンポポは西洋から来たタンポポなのだそう。
知らなかった、実は毒があるお花
- ムラサキケマン
よく見かけるかわいいお花にも「食べたら毒がある」というものもあり驚きました。こちらのムラサキケマンがその一つ。
全草にプロトピンを含み有毒。誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こす(Wikipedia「ムラサキケマン」より)
パワーみなぎる野草ランチでおなかいっぱい
- 野草の天ぷら
野草の豪華ランチをいただいたあとは、体がポカポカしパワーがみなぎってきたよう。力強く生える野草たちの生命力をいただいた感じでした。
春に野草を食べる。来年もまた楽しみです。
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