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2021年6月9日

[ジャーマンアイリス]ジャーマンアイリスを楽しむ|アヤメ科アヤメ属|エバーグリーン

全国的に植物園や公園が臨時休園中で、花を楽しむことができない非常に残念な2021年です。身近な公園の花壇や個人のお宅のお庭でキレイな花を咲かせているのを発見すると「お裾分けしてくれてありがとう!」とうれしくなりませんか。

私は今年すでに眼福ポイントを2か所も発見して、近所も悪くないものだなと感じています。そんななかでその美しさを再確認したのが「ジャーマンアイリス」です。フリルやフリンジがヒラヒラのドレスのような花形や、やわらかい色合いなのにほかの植物と混植でも存在感のある佇まいに惹かれました。

インパクトのある花が魅力

インパクトのある花が魅力

インパクトのある花が魅力

 

ジャーマンアイリスは、ヨーロッパに野生する自然交配で生まれたゲルマニカという品種を元にさまざまな原種を取り入れて作られたアイリスの中でも最も華やかな系統で、たくさんの品種があります。「虹の花」とも呼ばれるように、白から黒に近いムラサキまで色とりどりの花を咲かせるのが魅力の一つで、全体が同じ色(単色)の品種のほかに、上部と下部の花弁の色が違うものも多く大変華やかです。草丈が高く花の大きさも大きい品種はインパクトがあり、花壇で栽培するときには背景に使うと引き立ちます。

日当たりが良く水はけのよい場所を選べば、暑さ寒さに強く植えっぱなしにしておけるので手間もかかりません。傾斜のある場所や高台に盛り土をして植えましょう。花後に、根元まで枯葉をとり長いサトイモのような根茎が地際に見えるくらいまですっきりさせると、蒸れを防いで根腐れや茎腐れ予防になります。そのとき、花が咲きにくい小さな芽や混みあっている部分を間引くとなおよいでしょう。アイリスと聞くとなんとなくわれわれ日本人はハナショウブアヤメを想像して水辺を連想しますが、ジャーマンアイリスには水辺が必要ないので気軽に育てられる植物です。

歯ブラシみたいなモジャモジャ部分も可愛い

歯ブラシみたいなモジャモジャ部分も可愛い

 

花弁の根元に細かい毛が密集して歯ブラシのような部分があり、なにか小さい生き物が花弁の中に頭を突っ込んで隠れたふりをしているようでユーモラスです。花に近づいてじっくり観察してみてください。

 

渋谷区ふれあい植物センター 宮内元子

インパクトのある花が魅力