旬のものは滋養があり体にいい、ってことで、旬のものは店頭でお安く入手。ちょっとうれしいのですが、ついつい買いすぎてしまうことってありませんか。ちなみに、気温があがると、即お安くなるのが新タマネギ。タマネギの産地に近い地方では、なんと10キロ500円以下で購入できることもあるのです。
タマネギの保存方法
新タマネギに限らず、タマネギを上手に保存するには網の袋などを使い一玉ずつ保存すること。網の袋がない場合はストッキングを使用するといいのだとか。これはくつっいていると腐りやすくなるからです。そのため、農家などでは抜いたタマネギは葉を切らずに、葉の部分を使って軒下に吊るして保存するそうです。
また、冷蔵庫で保存するよりも、食べやすい大きさに切って袋に入れて冷凍庫に保存。これなら1か月は鮮度を保ち美味しく食べることができます。余談になりますが、ピーマン、ニラなども生のまま適当な大きさに切り冷凍庫で保存するとよいそうです。
大量にあるなら炊飯器を利用して、タマネギペーストに。
テレビ番組や雑誌、インターネット等で「タマネギで痩せる」「タマネギで健康になる」という情報を目にすると、つい3キロ、5キロ、10キロという単位で買ってしまうこともありますよね。そんなときは皮をむいて適度な大きさに切ったタマネギをそのまま炊飯器に入れ、普通に炊きます。やわらかくなったら、今度は鍋に移して煮詰めペーストに。ペーストにしたものは、冷ましてから冷凍庫へ。製氷皿などを使って一口大の大きさに凍らせ、ビニール袋になどで冷凍保存するのも◎。
おばぁちゃんの知恵袋「タマネギのシロップ」
薬がなかった時代には民間療法のひとつとして、皮をむき、薄切りにしてタマネギにサトウをまぶして咳止めシロップを作ったのだとか。実は、同じようにして作るものにダイコンも知られています。緊急事態宣言が終わっても、まだまだ未知数のこの感染病。もしものときに作っておくのもおススメです。
地元の方から教えてもらった丸ごとタマネギごはん
タ、タマネギご飯? スープではなくて? と驚く方もいるかも知れませんが、はい。タマネギご飯です。作り方はシンプル。ご飯を炊くときに水加減を少なくして、そこに皮をむいたタマネギをまるごと1、2個。バターと醤油を適量いれて炊き上げます。もちろん、好みでシイタケなどのキノコ類、鶏肉、ハーブなどを一緒に炊き込んだり、モチモチ感をプラスしたいならモチ米や、小さく切ったモチなどを入れたりしても◎。
タマネギの薄皮も……
ちなみに、タマネギの薄皮は干して乾燥させればお茶としても楽しめますよ。タマネギが大量! どうしようってときにぜひ試してみてくださいね。また、究極の消費法としては干しタマネギが一番かも。腐る前にお試しくださいね。
(グリーンアドバイザー ふじえりこ)