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植物図鑑

ニラ

ネギ属 ニラ
学名: Allium tuberosum

〔基本情報〕独特の臭気をもつ多年草。
葉は長さ30~40cm、幅3~10mmの扁平な線形で裏面に稜状の脈があります。
葉鞘が赤みを帯び、基部が小さな鱗茎となります。
50cmほどの直立する花茎の先に半球状の散形花序がつき、白い小さな花が20~40個咲きます。

〔来歴〕古くから野菜として栽培されます。日本には弥生時代に渡来したと考えられ、『古事記』や『万葉集』にも加美良、久久美良などの名で記述がみられます。

〔利用〕カロチンをはじめ栄養素を豊富に含みます。
葉は炒め物やギョウザの具などに利用されます。
若くやわらかい花茎とつぼみを花ニラとして食用とします。
葉ニラを軟白栽培したものを黄ニラまたは軟白ニラとよびます。
花も食用となるほか、種子は生薬として利用されます。

〔栽培〕肥沃で排水のよい弱アルカリ性の土壌を好みます。
高温乾燥に強いです。
増殖は実生によります。
病害虫としてさび病、白絹病、アブラムシ、ネギアザミウマ、ネダニ、ネキリムシなどがあります。

名前
ニラ(韮)、ガーリック チャイブ、Chinese chives、garlic chives、oriental garlic
生活型
多年草
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月
花咲く季節
8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州-九州)、中国、東南アジア、パキスタン、インド
形状
草丈・樹高
葉の形
線形
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
散形花序
花弁の数
6
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性
耐候性
耐暑性、耐乾性
用途適性
花壇、屋上緑化、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
さび病、白絹病
虫害
アブラムシ、ネギアザミウマ、ネダニ、ネキリムシ
香り
味覚
食用
花、葉
毒性
有用
食用、薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23521
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