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2020年4月24日

[ムスカリ]ひょろひょろムスカリをすっきりムスカリに|キジカクシ科ムスカリ属|エバーグリーン

ムスカリはお好きですか? おっと唐突に失礼。いやなに、今の花壇はムスカリが満開なものですから楽しんでいただきたくて、思わずお聞きした次第です。ほらあなたの足元にも。花をじっくり見てみると、よくもこんなに計算しつくしたなと感動するほど隙間なく米粒大の壺状の花が咲きあがっています。創造の神様がいらっしゃるなら、この花の設計には苦労したのだろうかなどと勝手に妄想してしまいます。

ムスカリ

ムスカリ

 

球根植物でほとんど手入れをしなくても毎年花を咲かせてくれるムスカリは春の花の定番ですね。一度植え付ければ勝手に分球して増えてくれるので、渋谷区ふれあい植物センターの花壇でも大活躍してくれているのですが……今年の花壇のムスカリはちょっと可愛さが足りなかったのです。なぜならば、葉っぱがモサモサのヒョロヒョロで花が埋もれてしまっていたからじゃー! 嗚呼、なんてこったい。しかしムスカリが悪いのではないのです。管理している私が悪いのです。

最近はムスカリも多くの品種が販売されるようになってきましたが、もっとも一般的なムスカリ・アルメニアカムとその仲間たちは植えっぱなしにしておくと秋からどんどん葉を伸ばす性質です。せっかく花が咲いても、だらしなく伸びすぎた葉に埋もれて残念な姿になってしまうのです。短い剣状の葉がシュッと立っている中に花が咲くという恰好良い状態で春を迎えたいなら、方法は2つです。

一つ目は花後から梅雨入り前に球根を掘り上げて風通しのよい日陰で秋まで保管するとよいでしょう。10月下旬から11月中旬のほかの球根を植える時期になったら、また植え付けてやってください。

二つ目は、まだ蕾が伸びてきっていない初春1月ころに葉を全体的に短く刈り込んでやることです。ただし刈り込んだ葉先が茶色くなるのが残るのが嫌な方には1つ目の方法をお勧めします。

残念な状態のムスカリ

残念な状態のムスカリ

 

開花している今追肥をすると球根が大きく充実し来年の芽数が増えます。今年のうちにちゃんとお手入れして、植物センターのムスカリも来年の春はすっきりした姿でみなさんに見ていただけるようにしてやらなくちゃ。

 

 

渋谷区ふれあい植物センター 宮内元子


 

ムスカリ