オオダイコンソウ

ダイコンソウ属 オオダイコンソウ
学名： Geum aleppicum

〔基本情報〕
山地の草原でみられる高さ40～100cmの多年草。
全体に剛毛がはえます。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は奇数羽状複葉で、長さ12～30cm、幅4～17cmほどになり、側小葉は2～5対あります。
頂小葉は長さ4～15cm、幅3～17cmで、縁には不規則な鋸歯があります。
茎葉は互生し、3～5小葉からなります。
茎葉の托葉は葉状で、縁には不規則な鋸歯があります。
茎先の集散花序に、径1.2～2cmの黄色い5弁花を3～10個つけます。
おしべは多数あり、花床は半球形です。
果実は痩果で楕円形に集まってつきます。
痩果にはかぎ状に曲がった花柱が残り、服などについて運ばれます。

〔利用〕
薬用として利用されます。

〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
秋～春は日当たりがよく、夏は風通しがよい半日陰になるような場所がよいです。
水はけのよい場所を好みます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥し、真夏には肥料が残らないようにします。
病虫害は特にありません。