セイヨウダイコンソウ

ダイコンソウ属 セイヨウダイコンソウ
学名： Geum urbanum

〔基本情報〕
高さ20～60cmの多年草。
全体に短い毛が多くはえます。
葉には根出葉と茎に互生する葉があり、2～3対の側小葉をもつ奇数羽状複葉です。
茎の上部の葉は3裂します。
葉の縁には鋸歯があります。
茎先に径1～2cmの黄色い5弁花をつけます。
おしべは多数あります。
果実は痩果で球形に集まってつきます。
痩果にはかぎ状に曲がった花柱が残り、服などについて運ばれます。

〔利用〕
薬用やハーブとして利用されます。

〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
高温多湿に弱いので、秋～春は日当たりがよく、夏は風通しがよい半日陰になるような場所がよいです。
水はけのよい場所を好みます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥し、真夏には肥料が残らないようにします。
病虫害としては灰色かび病、アブラムシなどがあります。