ヒゴクサ

スゲ属 ヒゴクサ
学名： Carex japonica

〔基本情報〕
平地～丘陵地の林内や道端、草地などの半日陰の場所にはえ、湿り気のある場所や流れ沿いを好む高さ20～40cmの多年草。
地下に細長い匐枝を伸ばして、しばしば小さな群落をつくります。
茎には3稜があり、ややざらつき、基部に淡い色の鞘があり、ときに茎の中ほどに1枚の葉をつけます。
葉は幅0.2～0.4cmの扁平な線形で、裏面はやや粉白色を帯びます。
茎先に小穂をつけ、小穂同士はやや離れてつきます。
頂小穂は雄性で、長さ1.5～3cmで淡い緑色の線形、柄があります。
側小穂は雌性で1～3個つき、長さ1～2cmの楕円形～狭長楕円形で、細い柄があります。
果胞は長さ4mmほどの卵形でややふくらみ、上端は直立する長い嘴となり、花柱が残ることが多いです。

〔備考〕
名に由来は茎を竹ひごに例えたとする説もありますがはっきりしません。