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植物図鑑

ヒメカンスゲ

スゲ属 ヒメカンスゲ
学名: Carex conica var. conica

〔基本情報〕
丘陵地の斜面のやや乾いた林内や林縁などでみられる高さ20~50cmの多年草。
根茎は短く、ときに地上を這う匐枝を出して広がります。
葉は数多く密に出て、幅0.2~0.4cmほどの線形となり、暗緑色であまり光沢はなく、葉の縁はざらつきます。
茎先に小穂をつけ、頂小穂は雄性で長さ1.5~2.5cmの棍棒状、側小穂は2~4個つき、雌性で長さ1~2.5cmの短い円柱形となります。
苞葉には短い葉身があり、鞘は長く、基部が暗褐色を帯びることがあります。
雌鱗片は倒卵形で、暗褐紫色を帯び、芒は長さ0.5~1mmです。
果胞は長さ0.3cmほどの楕円形で短い軟毛がはえ、脈上が赤褐色になることがあり、上端は短い嘴となり急に外側に曲がります。

〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
種子は好光性なので、覆土はごく薄くします。
日向~半日陰で育ち、水はけのよい土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は根づいてしまえば降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

名前
ヒメカンスゲ(姫寒菅)、ベニカンスゲ(紅寒菅)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
4月、5月、6月
実のなる季節
4月、5月、6月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道南西部~九州)、朝鮮南部
形状
草丈・樹高
200〜500mm
葉の形
線形
葉の生え方
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
小穂
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
グラウンドカバー、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
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