植物図鑑
オオウバユリ
ウバユリ属
オオウバユリ
学名:
Cardiocrinum cordatum var. glehnii
〔基本情報〕
落葉樹林でみられる高さ1~2mの多年草。
ウバユリより大型で花が数多くつきます。
地下に鱗茎があります。
若い株では根出葉だけが出ますが鱗茎が大きくなると、茎を直立させるようになり、根出葉はなくなります。
葉は早春から展開し、茎の下半分に輪生状に数枚つきます。
葉は卵状楕円形で基部は心臓形となり、網状の脈をもちます。
葉には長い葉柄があります。
花茎は5月頃から伸び出し、総状花序を出し、10~20個の花が横向きにつきます。
花は長さ10~15cmの半開する6弁花で緑白色で、夕方に開いて、強い香りがあります。
果実は楕円状の蒴果で、熟すと上部だけが裂開して、強風の日にだけ種子が効率よく散布される構造になっています。
種子は長さ1cmほどで、扁平で広い膜があります。
花が咲くと、小さな鱗茎をつくり、親株は枯れます。
〔利用〕
鱗茎は食用になります。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
半日陰から日陰で育てます。
強い直射日光に当たると葉焼けをおこすことがあります。
土質は特に選びませんが、水はけと水もちのよい土壌を好みます。
水やりは水切れしないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は春に緩効性肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。
名前
オオウバユリ(大姥百合)、エゾウバユリ(蝦夷姥百合)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州:中部地方以北)、南千島、サハリン
形状
草丈・樹高
100〜2000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
6
花の色
緑、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
半日陰、日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
球根
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
116160
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