植物図鑑
ヤマジノギク
シオン属
ヤマジノギク
学名:
Aster hispidus var. hispidus
〔基本情報〕
日当たりのよい乾いた草地や礫地でみられ、高さ0.3~1mになる越年草。
茎は枝分かれし、毛がはえます。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は長さ7~13cm、幅1~1.5cmの倒披針形で両面にまばらに毛がはえ、基部は次第に狭まって翼のある葉柄にながれ、花時には枯れています。
茎につく葉は互生する単葉で、長さ5~7cm、幅0.4~2cmの披針形~線形となり、基部が次第に狭まります。
枝先に頭花がつき、全体で円錐状~散房状の花穂となります。
頭花は径4cmで舌状花は淡い紫色、筒状花は黄色です。
総苞は皿状で、総苞片は2列します。
痩果は長さ2.5~3mmの扁平な倒卵形で、筒状花の冠毛は長さ4mmほどで赤褐色を帯びますが、舌状花の冠毛は長さ1mm前後で白色です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿芽によります。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
強健で、環境が合えば放任してもよく育ちます。
水やりは鉢植えでは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せばあまり必要ありませんが、鉢植えの場合は春に油かすを少量与えてもよいです。
種を採らないのであれば、花が終わったらこまめに花がらを摘むようにします。
病虫害としてはうどんこ病、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシなどがあります。
名前
ヤマジノギク(山路野菊)、アレノノギク(荒野野菊)、ヤマベノギク(山辺野菊)
生活型
越年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
カワラノギク、ヤナギノギク、ソナレノギク、ブゼンノギク
植え付け(または播種)季節
2月、3月、4月、9月、10月
花咲く季節
9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:東海地方以西、四国、九州)、台湾、朝鮮、中国、ウスリー、アムール
形状
草丈・樹高
300〜1000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生、根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
紫
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け、挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
ロックガーデン、鉢植、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
68002
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