植物図鑑
ハマベノギク
シオン属
ハマベノギク
学名:
Aster arenarius
〔基本情報〕
海岸の砂地や、九州では海岸の草地や崖などでもみられる越年草。
茎は基部からよく枝分かれして放射状に地面に広がり、上部が立ち上がって高さ30cmほどになります。
砂地以外の場所でみられるものはやや立ち上がる傾向があります。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は長さ3~6cm、幅1~1.5cmのへら形~さじ形で厚く、葉先はまるく、基部は次第に狭まって翼のある葉柄にながれ、花時には枯れています。
葉の縁には毛がはえ、やや全縁となるかときにまばらな歯牙があります。
茎につく葉は互生する単葉で、長さ2~2.5cm、幅0.8~0.9cmのさじ形となり、基部が次第に狭まります。
枝先に頭花がつき、頭花は径3.5cmほどで舌状花は淡い紫色、筒状花は黄色です。
痩果は長さ3.5mmの倒卵形で、筒状花の冠毛は長さ3~4mmほど、舌状花の冠毛は長さ1mm前後ですが、壱岐や甑島ではときに舌状花の冠毛が長いものが混ざることもあります。
〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿芽によります。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
水やりは過湿にならないよう注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は元肥のほか、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
種を採らないのであれば、花が終わったらこまめに花がらを摘むようにします。
病虫害としてはうどんこ病、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシなどがあります。
名前
ハマベノギク(浜辺野菊)、スナジノギク(砂地野菊)
生活型
越年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、10月、11月
花咲く季節
8月、9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:富山県以西の日本海側、九州:屋久島まで)
形状
草丈・樹高
300mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生、根生
縁の形
全縁、歯牙
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
紫
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け、挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐潮性
用途適性
盆栽、鉢植
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
65351
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