植物図鑑
ニンジンボク
ハマゴウ属
ニンジンボク
学名:
Vitex negundo var. cannabifolia
〔基本情報〕
高さ3mほどになる落葉低木または小高木。
枝にはやや稜があり、短毛がはえます。
葉は対生する掌状複葉で、3~5小葉からなります。
小葉は先がとがる長楕円形~披針形になり、縁に粗い鋸歯があります。
小葉には短い柄があります。
枝先に長さ10~20cmの円錐花序を出します。
花は淡い青紫色で、花冠の先が二唇状に5裂します。
雄しべは4本あり、花の外に突き出します。
果実は球形の石果です。
〔来歴〕
日本では江戸時代享保年間に薬用として種子が輸入されています。
〔利用〕
果実を薬用として利用されます。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
冬の乾いた寒風が当たるような場所は避けます。
成長がはやく、横幅が広い樹木なので、植える場所には樹高と同じくらいの幅が必要です。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施します。
自然樹形を楽しむ樹木なので剪定はあまりせず、枯れ枝を根元から切る程度にします。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
葉の形をチョウセンニンジンの葉の例えた名です。
名前
ニンジンボク(人参木)
生活型
低木、小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、10月、11月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国
形状
分枝
草丈・樹高
3000mm
葉の形
掌状複葉
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
花の色
青、紫
花径
花序の長さ
100〜200
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
20674
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