EVERGREEN - エバーグリーン

植物図鑑

セイヨウキヅタ

キヅタ属 セイヨウキヅタ
学名: Hedera helix

〔基本情報〕
常緑つる性木本。
幹から多くの気根を出して樹木や崖、壁などをよじ登り、高さ20~30mにも達します。
葉は互生する単葉で、長さ5~10cm、ふつう3~5裂し、質が厚く、表面に光沢があります。
葉脈がクリーム色です。
葉の縁は通常は全縁です。
若い枝につく葉と、花がつく枝に出る葉で形が違うことがあります。
葉柄は1.5~2cmです。
枝先に径3~5cmの散形花序を出し、黄褐色の小さな5弁花を多数つけます。
果実は径6~8mmで球形の石果で、黒く熟します。
斑入り品種が数多くあります。

〔来歴〕
古代エジプトや古代ギリシャで神聖視され、キリスト教でも永遠の生命の象徴として古くは葬儀に用いられました。
また、クリスマスアイビーとして、クリスマスに戸口に飾られました。
日本には明治時代末期に渡来しました。

〔栽培〕
増殖は挿木によります。
挿木は3~4月または9~10月に茎を2~3節切り、。
土や水に挿すと容易に発根します。
実生も可能ですが、発芽率が悪く、発芽まで2年かかり、さらに成長に年月がかかります。
半日陰で水はけと水もちがよく、通気性のあるやや湿った土壌を好みます。
土壌酸度はph6.5が理想的です。
夏の強い日差しでは斑入り品種は葉やけを起こしますが、日当たりが悪すぎても斑の発色が悪くなります。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えの場合は晴天が続いて乾燥しない限りは必要ありません。
施肥は元肥のみでも問題ありません。
病虫害としてはすす病、炭そ病、アブラムシ、カイガラムシなどがあります。

名前
セイヨウキヅタ(西洋木蔦)、アイビー、common ivy、English ivy、European ivy、just ivy
生活型
つる性木本
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、9月、10月
花咲く季節
9月、10月
実のなる季節
7月
葉の鑑賞期間
1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
分布または原産地
ヨーロッパ、地中海地域、西アジア
形状
つる
草丈・樹高
20000〜30000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
若い枝につく葉と、花がつく枝に出る葉で形が違うことがあります。
花のつき方
散形花序
花弁の数
5
花の色
花径
花序の長さ
実の色
その他
葉の色
黄、黄白、緑、白、複色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
中性
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
グラウンドカバー、ハイドロカルチャー、鉢植、トピアリー、花壇、切花、公園・庭園、苔玉、壁面緑化、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
すす病、炭そ病
虫害
アブラムシ、カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
古代エジプトや古代ギリシャで神聖視され、キリスト教でも永遠の生命の象徴として古くは葬儀に用いられました。また、クリスマスアイビーとして、クリスマスに戸口に飾られました。
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23469
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事

「 セイヨウキヅタ 」の投稿写真