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植物図鑑

ヨウサイ

サツマイモ属 ヨウサイ
学名: Ipomoea aquatica

〔基本情報〕
東南アジア原産と考えられているつる性の多年草。
寒さに弱いため、日本では一年草として扱われます。
水湿地を好み、湿り気の多い土壌でも育ちます。
茎は中空で地を這って長さ2~3mかそれ以上にのびて節から根を出し、水面にも浮かんで水上をはうように広がります。
葉は互生し、長さ3.5~17cm、幅1~8.5cmの矢じり形から楕円状卵形、長三角形、披針形まで変異があり、葉先はとがります。
葉の縁は全縁または波状となります。
花は葉腋に1~5個ずつつき、径3.5~5cmの漏斗形でアサガオに似た形をし、白色、ピンク色、または淡い紫色で、ふつう中央が濃い赤紫色になります。
果実は径1cmほどの卵形~球形の蒴果です。
日本では露地栽培での開花はまれで、開花してもほぼ結実しません。

〔利用〕
茎葉を野菜として利用するほか、薬用にもされます。
水質浄化を期待して湖沼などで栽培されることもあります。

〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
挿し穂は水に挿しておくだけでも容易に発根します。
高温多湿を好み、発芽適温は22℃以上、生育適温は25~30℃、10℃を下回ると生育が止まり、霜にあうと枯れます。
日当たりと風通しがよい場所で、水はけと水もちのよい肥沃な土壌を好みます。
水辺の植物なので、水やりは水切れしないように、土の表面が乾きはじめたらたっぷりと与えます。
収穫は茎の上部のやわらかい部分を切り取り、その後、追肥をすることでわき芽が次々と出て、秋まで収穫できます。
病虫害としてはアザミウマ、イモコガ、ヨトウムシ、アブラムシ、ハダニなどがあります。

名前
ヨウサイ(蕹菜)、エンサイ(蓊菜)、クウシンサイ(空心菜)、アサガオナ(朝顔菜)、water spinach、river spinach、water morning glory、water convolvulus、Chinese spinach、Chinese watercress、Chinese convolvulus、swamp cabbage
生活型
つる性草本
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月、7月、8月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
東南アジア
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁、波状
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
紫、桃、白
花径
35〜50
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
鉢植、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アザミウマ、イモコガ、ヨトウムシ、アブラムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
葉、茎
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
71127
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