植物図鑑
ヨルガオ
サツマイモ属
ヨルガオ
学名:
Ipomoea alba
〔基本情報〕
つる性の多年草。
寒さに弱いため、日本では一年草として扱われます。
つるは数mほどに伸びて、他のものに絡みつきます。
つるには鉤状の刺状突起がありますが、触れても痛くはありません。
葉は互生し、長さ5~15cmの卵形~円形で基部は心形、ときに3裂し、先が急に尖ります。
葉の縁は全縁です。
葉柄は長さ5~20cmです。
花は葉腋に1~数個つき、夜に咲き、径8~14cmの漏斗形、白色で、芳香があります。
雄しべと花柱が花冠からやや突き出します。
果実は卵形の蒴果で下向きにつき、毛はなく、果柄が先に向かって太くなります。
〔来歴〕
日本には明治初年に渡来しました。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
気温が低いと発芽しないため、20度以上に上がる5~6月に播きます。
種子は皮がかたいため、表面にカッターなどで少し傷をつけ、一昼夜水につけると双葉が開きやすくなります。
このとき、あまり深い傷をつけないように注意します。
日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植の場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施すほか、生育期間中に緩効性化成肥料を2ヶ月に1回置き肥するか、液肥を10日に1回程度与えます。
チッソ分が多い肥料を与えると葉ばかり茂って花が咲きにくくなります。
日が短くなることで花を咲かせるので、夜に外灯の光が当たると咲きにくくなることがあります。
病虫害としてはアブラムシ、ハダニがあります。
〔備考〕
しばしばかんぴょう(干瓢)をとるウリ科のユウガオと混同されます。
名前
ヨルガオ(夜顔)、トゲヨルガオ(刺夜顔)、ユウガオ(夕顔)、tropical white、morning-glory、moonflower、moon vine
生活型
つる性草本
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月
花咲く季節
7月、8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
熱帯アメリカ
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
白
花径
80〜140
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
鉢植、壁面緑化
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アブラムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
20920
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