ホソバイヌタデ

イヌタデ属 ホソバイヌタデ
学名： Persicaria trigonocarpa

〔基本情報〕
河川氾濫原でみられる高さ30～60cmの一年草。
茎は枝分かれしながら、下部が地を這うか立ち上がって、上部が次第に直立します。
葉は互生する単葉で、長さ3～13cm、幅0.8～2cmの披針形となり、先がとがります。
葉の裏面には白色の樹脂状物質を分泌する盤状の腺点があります。
葉の表面の縁近くと裏面脈上に短毛がはえます。
托葉鞘は筒状で、縁毛は托葉鞘の2/3ほどの長さです。
茎先や葉腋から偽総状花序を出し、密に花をつけます。
花には花冠はなく、淡い紅色の萼がめだちます。
萼には盤状の腺点があります。
果実は3稜のある痩果で、光沢のある黒色です。