植物図鑑
チドリノキ
カエデ属
チドリノキ
学名:
Acer carpinifolium
〔基本情報〕
山地の谷沿いでみられ、高さ10mほどになる落葉小高木または高木。
幹は根際から数本株立ちとなることが多いです。
葉は対生する単葉でシデの仲間に似ていて、長さ8~13cm、幅2.5~7cmの長楕円形、葉先は鋭くとがり、側脈は18~25対あって平行に並びます。
葉の縁には整った重鋸歯があります。
葉柄は長さ0.5~2cmです。
葉柄と葉の表面脈上、葉の裏面にははじめ軟毛がはえますが、のちに葉の裏面脈上以外は無毛となります。
葉は秋に黄葉します。
雌雄異株です。
花は枝先に出る長さ5~10cmの総状花序に雄花序は15個ほど、雌花序は3~7個ほどつき、垂れ下がります。
花は淡い黄色で萼片、花弁ともに4個です。
果実は長さ2.5~3cmで2個ずつつき、それぞれにプロペラ状の翼があり、ほぼ直角に開きます。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
半日陰から日向で水はけのよい場所を好みます。
特に木が若いうちは半日陰の方がよいです。
日陰では紅葉の発色が悪くなります。
カミキリムシやアブラムシによる被害があるので、見つけ次第補殺します。
〔備考〕
果実がなる様子を群れ飛ぶ千鳥に例えた名とされます。
名前
チドリノキ(千鳥木)、ヤマシバカエデ(山柴楓)
生活型
小高木、高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、10月、11月
花咲く季節
5月
実のなる季節
8月、9月
葉の鑑賞期間
10月、11月
分布または原産地
日本(本州:岩手県以南、四国、九州)
形状
草丈・樹高
10000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
重鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
4
花の色
黄白
花径
花序の長さ
50〜100
実の色
葉の色
黄、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
カミキリムシ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
54106
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