新タマネギは、花が咲き梅雨に入る前にすべてを収穫しないと味が落ちてしまうのだとか。ちなみにタネからタマネギを育てる場合は、夏の終わりから秋のはじめにタネを撒き、育った苗を秋の終わりに植え付け冬を越させます。春、温かくなると土の上にまん丸タマネギが顔を出し、どんどん大きくなり収穫となります。タマネギはあまり深く植えてしまうと結球しにくいので、植え方にはちょっとしたコツが必要のようです。今回はそんなタマネギのレシピを紹介します。
流行のタマネギヨーグルトに!
今回作ることにしたのは、ダイエットにも役立つというあの「タマネギヨーグルト」。
作り方はとても簡単ですが、タマネギをスライスするときにスライサーを使う場合はケガに注意です。筆者はスライサーで親指をガッシ……。万が一ケガをしてしまったら止血、消毒を忘れずに。傷が深いと思ったら迷わず専門医に!)
はい。気を取り直してまずは収穫したタマネギは皮をむいてから薄く切ります。切る時にワリバシを歯で咥えたり、皮をむいてからそのまま一度水にさらすと目にしみにくいので試してみましょう。
スライスしたタマネギは水にさらすと栄養が抜けてしまうので、軽く塩を振り、刺激が抜けるまで30分から1時間ほど放置します。塩の分量はタマネギ1個に対して小さじ半分が目安。
放置し、少ししんなりしたタマネギをビニール袋に入れ、ヨーグルトを入れて軽くもめばできあがり。味をよくなじませるには2、3日冷蔵庫に。タマネギヨーグルトで腸内細菌を増やしましょう。
ヨーグルト以外にも、スライスしたタマネギとショウガをビニール袋に入れ、醤油に漬けておけばちょっとしたお酒のつまみになります。
タマネギの皮もお茶になる
そしてタマネギの薄皮部分。この薄皮を3~5個分を天日で乾かして、鍋で水と煮込めばなんとお茶になります!
面倒なら薄皮をカップに入れお湯を注いでもかまいません。
なんと、タマネギの薄皮茶には漢方で紹介されるほど様々な薬効があるとされているのです。ちなみに、タマネギの実や皮に含まれている「ケルセチン」には強い抗酸化作用があり、老化防止・アンチエイジングに役立つのだとか。
タマネギの皮に含まれるケルセチンは、食べられる部分のなんと約30倍!
また、このお茶は水のような感じでタマネギ特有の匂いがないので、タマネギが苦手な方でもお飲みいただけると思います。試してみてくださいね。
(写真・取材/グリーンアドバイザー・開運文様研究家 ふじえりこ)
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