小学生の時、教室に飾ってもらいたくて、よく我が家の庭に咲いていたダリアを持って行きました。
その頃の私が知っていたのは、自宅で咲いていたピンクのダリアだけ。大人になって、ダリアはたくさんの種類があり、色もさまざまだということがわかって、より魅力的に感じられるようになりました。
メキシコが原産のダリアは、キク科ダリア属の多年生草本です。日本には1842年(1841年とする説もある)に、オランダから長崎に持ち込まれたといいます。ダリアは、初夏から秋にかけて次々と花を咲かせます。夏に咲くので、暑さに強いのかと思っていたのですが、実は、意外と暑さには弱く、関東より北の地方の方が、花がよりきれいに咲くのだそうです。また、その丈は50cmくらいから、5〜6mに及ぶもの(例:皇帝ダリア)まであります。
品種改良が進んで、毎年新しいダリアが発表されているようです。もちろん、庭や鉢で楽しむのも良いですが、切り花として部屋で楽しむのもオススメ。切り花にすると、株の消耗を防ぎ、球根を太らせることができるので、秋によりたくさんの花を楽しめるというメリットもあるのです。
ただ、ダリアは切り花にすると早くしおれてしまうと感じる方も多いようです。そこで、ダリアの切り花を長く楽しむいくつかのコツのうち、3つの方法をご紹介します。ぜひダリアを切り花で楽しむときに試してみてください。
- 不要な葉を取り除く(葉が少ない方が水をよく吸う)
- 水の中で茎を切る(斜めに切ると、断面が大きくなり水を吸い上げやすくなる)
- 80度くらいのお湯に、切り口から1cm程度のところまでを30秒ほどつけ、すぐに深めの水(水深10cmくらい)につける。
育てる、愛でる、どちらも楽しんでくださいね。
- ダリアの花言葉:「華麗」「優雅」「気品」「移り気」「不安定」
エバーグリーン編集部オススメサイト
- ダリアを育ててみたい。基本的な育て方はここで確認
- ダリアだけじゃない。切り花を長く楽しむ方法がわかる
- 咲き乱れるダリアを楽しむのもオススメ
(エバーグリーン編集部 愛垣)
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