華やかでありながら、どこかしっとりした印象の花を咲かせるクレマチス。
わが家の庭に植えたクレマチスも、毎年薄紫の花を咲かせています。しかしそれを見た母は、「テッセン」だと言うのです。似ているのでしょうか?
それでは、クレマチスとテッセンは、どのように違うのでしょう。
実は、クレマチスもテッセンも、同じキンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属ともいいます)です。さらに細かく見ると、テッセンは中国原産の原種で学名をClematis floridaというクレマチスの中の一種類であることがわかります。
クレマチスは、日本や中国を含めた北半球全土で見られ、原種だけでも300種類ほどあるといわれます。日本では、テッセンのほか、カザグルマやハンショウヅル、センニンソウなどといわれる種類も、クレマチスの原種です。さらに、改良された園芸品種は2000種類を超えるといわれ、ガーデニングの本場イギリスでは、バラのコンパニオンプランツとして植えられる人気の高い植物のひとつだそうです。
クレマチスはつる性で、狭いところでも育てることができるため、ベランダやプランター、鉢植えでも、楽しむことができますよ。“ツル植物の女王”といわれるクレマチスをあなたも育ててみませんか。
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(エバーグリーン編集部 愛垣)
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