いつも見ているススキの穂は実は…
突然ですが、桜と同じように、ススキにも開花日があるのをご存じですか?
気象庁では、全国の気象官署で統一した基準により、ウメやサクラなどの開花日やカエデの紅(黄)葉した日、アブラゼミの鳴き声を初めて聞いた日、ホタルを初めて見た日などの生物季節観測を行っているのですが、そのなかに「ススキの開花日」を見つけました。
これまで、ススキが花だという認識がなかったので意外でしたが、実は、私たちが見ている「穂」は、花が集まったものなのだそうですよ。
ススキの見頃
例年、ススキの見頃は10月から11月半ば。先日、取材のついでに、箱根の仙石原・ススキ草原まで足を延ばしてきました。黄金色のススキの穂が風に揺れる姿は、今まさに見頃。草原のあちらこちらで、秋の風景を捉えようとたくさんのひとがカメラを構えていました。
ちなみに、ススキ草原(野原)に出かけるなら、太陽の光を受けて、ススキの穂の輝くさまが幻想的な、夕方、陽が沈む頃がおすすめだそうですよ。
*写真は、10月7日に、箱根仙石原ススキ草原で撮影したものです。
- ススキの花言葉:活力、活気、元気、心を通わせる
エバーグリーン編集部オススメサイト
- インタビューのなかで、生物季節観測の話に触れています。
「草木花 × 気象予報」 未来を予測する〜気象予報士 船木正人さん
- 全国のススキの名所を探すなら。
まるでナウシカの世界!全国の幻想的なススキ野原へお出かけしましょ(iccoto)
(エバーグリーン編集部 たなかみえ)
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