こんにちは。エバーグリーン編集部たなかです。
お正月くらいは玄関に花を飾ろうと、近所の花屋さんに出かけました。おめでたい松竹梅、蘭や菊、水仙など、色とりどりの花が並んでいます。その中に、小さな赤い実を付けた枝を見つけました。赤い色は縁起がいいと、お正月の縁起物として欠かせない千両(センリョウ)です。
とここで……。私の記憶では万両(マンリョウ)じゃなかったっけ?と、早速ネットで検索したところ、万両、千両も同じように秋から冬にかけて成熟、赤い実を付ける植物であり、どちらもお正月の縁起物として重宝されてきたそうです。
しかし数でいえば、千より万の方が縁起はいいと思うのですが、万両の実は葉の下に付いているため、お正月には、生けたときに赤が見える千両が用いられることが多いのだとか。運勢が上向きという想いも込められているようです。
なんていうことを調べていたら、なんと、万両、千両だけでなく、百両、十両、一両もあるんですね。一両の別名蟻通(ありどおし)にひっかけて、「千両、万両、有り通し」と、一生お金に不自由しないようにと、一両から万両まで揃えるのだとか。なんだかとっても夢がありますね。
最近は、万両や千両を庭や花壇で育てる人も増えているようです。我が家の裏のマンションの花壇にも赤と白(シロミノマンリョウ)の万両が植えられていました。
万両、千両、百両、十両、一両の写真です。実の数も数字の大きさに比例して違いますね。
エバーグリーン編集部オススメサイト
- 「十両・百両・千両・万両の違い」
- 園芸豆知識・植物の名前雑学編
http://www.yonemura.co.jp/main/engei/mame/005/005b.htm
- 正月の花の花材の選び方と簡単な生け方を知って開運玄関
- 万両の育て方
http://www.yasashi.info/ma_00012g.htm
- 千両の育て方
http://www.yasashi.info/se_00014g.htm
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