[オカトラノオ]初夏に涼を感じさせてくれるオカトラノオ|サクラソウ科オカトラノオ属|エバーグリーン

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丘陵や山地の日当たりのよい草原などに見られる「オカトラノオ」を紹介します。

サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、その姿にあまり似つかわしいとは思えない“岡虎尾”の和名を持っています。北海道から九州まで分布します。

群生するオカトラノオ:小楢山麓(7月中旬)

群生するオカトラノオ:小楢山麓(7月中旬)

 

花期は6〜7月ですが、山梨市にある大窪山、棚山や富士五湖の近くある足和田山の登山道周辺など、少し標高の高いところでは8月に入ってからでも見ることができます。

オカトラノオ花序:小楢山麓(7月中旬)

オカトラノオ花序:小楢山麓(7月中旬)

 

森林セラピーロードは比較的アップダウンが少なく設計されており歩きやすいのですが、初夏を迎えると日差しのある場所は暑さが堪えます。そんなときオカトラノオに出合うと、多くのお客様が『ああ、涼しそう!』『癒される!』とおっしゃいます。花の香りを嗅いだり花序や毛がついている葉や茎などに触れてもらうと、いつしか暑さを忘れて夢中、無心になっている様子がうかがえます。細かな説明の必要がなく、ガイドとしてたいへん助かります。自然や植物のパワーを痛感させられるひとときです。

 

山梨市森林セラピー推進協議会 森林セラピスト / 四十物治夫(あいものはるお))


 

オカトラノオ花序:小楢山麓(7月中旬)