トロピカルフルーツが美味しい季節です。最近は日本国内でも栽培されるようになり、びっくりするような形や色の果物が店頭に並ぶようになりました。海を越え、はるか遠くからやってきた食べ物ですが、なかには自分で育てて収穫できるものをあるのです。
それは……、パイナップルです!「えっ! あのパイナップル!?」。そもそもどんな植物なのかも知らないし無茶苦茶言うなよって思われるかもしれませんが、何ごとも挑戦ですよ(ふっふっふ)。自分で育てたパイナップル、食べてみたくありませんか? ほらほら、パイナップル食べたくなってきたでしょう?
まずは、苗を入手しましょう。果物屋さんに行き、美味しそうでてっぺんに葉っぱが青々と茂ったパイナップルを選んでください。缶詰や、すでに葉が切り落とされているものはダメです。家に持って帰ったら、パイナップルの葉が生えているヘタの部分をざっくり切り落としましょう。
美味しそうな果物の部分は…、もちろん食べてください。お腹いっぱい食べ終わったら、そこで満足してはいけません。我々にはここから育てるという崇高な使命があるのです! 切り落としたヘタの下の部分の葉を剥いて2〜3cm茎を出します。このヘタが挿し穂になります。切り口を乾かすために、風通しがよい日陰に2、3日置いてください。
挿し穂の切り口が乾いたら、3寸くらいのサイズの鉢に赤玉土の小粒と腐葉土を7対3でブレンドしたものを入れて、挿し穂の茎が出た部分を土に挿してください。1か月ほど水をやらずに放置。その後は、土が乾いたらたっぷり与えて下さい。過湿は嫌うので乾いたらしっかりやる、がポイントです。冬の寒さは苦手なので室内で管理。5月から9月頃までは外でガンガン日差しに当てて下さい。しっかり育てるには何よりも強い太陽光が必要なので、夏場の暑さは気にせず外で管理してください。
さて、収穫はいつなの? 約3年後です! 3年後には、美味しいパイナップルが成る、はず? 桃栗三年パイナップルも三年でしたとさ。