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植物図鑑

クロツリバナ

ニシキギ属 クロツリバナ
学名: Euonymus tricarpus

〔基本情報〕
日本海側の多雪地に多く、亜高山帯の林縁や雪崩斜面などでみられる高さ2~3mほどの落葉小高木。
当年枝は緑色で、前年枝は紫褐色、古い枝は灰色となります。
葉は対生する単葉で、長さ2.5~12cm、幅1.5~9cmの楕円形となり、表面は葉脈に沿って凹んでしわがあります。
葉の縁には細かい鋸歯があります。
葉柄は長さ0.5~1cmです。
花は新しい枝の芽鱗痕わきに出る集散花序に3~7個つきます。
花序には長さ2~4cmの柄があり、下垂します。
花には雄花と雌花があり、雄花は5弁花、雌花は3弁花となり、径8mmほどで暗紫色~暗赤褐色です。
果実は径1cmほどの球形の蒴果で、下向きに張り出す広い翼が3個つきます。
果実は赤色に熟し、3つに割れて、朱色の種子を出します。

〔栽培〕
増殖は実生と挿木によります。
水はけと水もちのよい土壌を好みます。
日当たりのよい場所で育てますが、夏の強い直射日光にあたると葉焼けをおこすことがあるので、夏は半日陰になる場所で管理するほうがよいです。
水やりは鉢植えや地植えでも植えつけ後2年未満の株は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えで根づいた株は真夏に晴天が続き、ひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株のまわりに施します。
病虫害としてはうどんこ病やカイガラムシがあります。

名前
クロツリバナ(黒吊花)、ムラサキツリバナ(紫吊花)
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州中部以北)、サハリン
形状
分枝
草丈・樹高
2000〜3000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
3、5
花の色
茶、紫
花径
8
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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