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植物図鑑

クリ

クリ属 クリ
学名: Castanea crenata

〔基本情報〕山野にごく普通にみられ、高さ15~20mほどになる落葉高木。
幹は直立し、大木になると樹皮が縦に深く割れます。
枝がよく分枝して大きな樹冠をつくります。
葉は互生し、5~15mmの葉柄をもち、長さ7~14cmの狭長楕円形です。葉には16~23対の側脈があり、針状の鋸歯があります。
花には雄花と雌花があり、葉腋に出る尾状花序に多数の雄花がつき、その花序の基部に雌花序が1~2個つきます。
雄花の花序は淡い黄色で独特の匂いを発して、多くの昆虫を集めます。
雌花の花序には2~3個の雌花がつき、緑色の鱗片が多数ついた総苞に包まれます。
鱗片の腋から長さ1cmほどの鋭い刺が伸び、栗のいがとなります。

〔来歴〕もっとも古い栽培植物のひとつで、果実は縄文時代の遺跡からも出土しています。多くの栽培品種があります。

〔利用〕いがに包まれた堅果を食用とします。

〔栽培〕増殖は接ぎ木、挿し木によります。
日当たりがよく、肥沃で、深く根が伸長でき、排水保水性がよい酸性土壌を好みます。
日当たりが悪いと枯れやすくなります。
病虫害は比較的多いので注意が必要です。

〔備考〕和名は、黒実(クロミ)が変化したものといわれます。

名前
クリ(栗)、チョウセングリ(朝鮮栗)、Japanese chestnut
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
1月、2月、12月
花咲く季節
6月、7月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道南部-九州)、朝鮮
形状
直立
草丈・樹高
15000〜20000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
尾状花序
花弁の数
花の色
黄白、緑
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
接木、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
酸性
耐候性
用途適性
公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
6b〜10b
病害
胴枯病、黒根立枯病、クリ芽枯病、クリ銹病、炭疽病、黒色実腐病
虫害
クリタマバチ、モモノゴマダラメイガ、クリシギゾウムシ、クリミガ、カミキリムシ
香り
味覚
その他
食用
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
十五夜
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19454
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