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植物図鑑

ナワシログミ

グミ属 ナワシログミ
学名: Elaeagnus pungens

〔基本情報〕常緑つる性木本。
よく枝分かれします。
小枝の先や葉腋に刺があります。
若い枝と葉柄には褐色の鱗片が密につきます。
葉は互生する単葉で、長さ2~14cm、幅1~6cmの楕円形で、表面に光沢があります。
葉の裏側には汚白色~黄白色の鱗片が密にあり、光沢はありません。
葉の縁は全縁で、波打ちます。
葉柄は長さ0.5~1.2cmです。
花は葉腋に出る短い枝の苞の腋ごとに単生し、短い総状花序もしくは束生状に見えます。
花には花弁はなく、淡い黄色で、先が4裂する筒形の萼があります。
果実は長さ1.5cmの楕円形で赤く熟す偽果で、短い果柄で吊り下がります。
果実の表面には褐色の鱗片があります。

〔利用〕果実を薬用とします。

〔栽培〕増殖は挿木によります。
日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
環境があえば、放任でもよく育ちます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株の周りに施すほか、秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。

〔備考〕稲の苗を育てる苗代作りの時期に果実が熟すことから名がつきました。

名前
ナワシログミ(苗代茱萸、苗代胡頽子)、thorny olive、spiny oleaster、silverthorn
生活型
つる性木本
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、10月、11月
花咲く季節
10月、11月、12月
実のなる季節
4月、5月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:静岡県以西、四国、九州:大隅諸島まで)、中国東部・南部
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
黄白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
盆栽、鉢植、生垣、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21077
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