植物図鑑
ホザキナナカマド
ホザキナナカマド属
ホザキナナカマド
学名:
Sorbaria sorbifolia var. stellipila
〔基本情報〕
山地の日当たりのよい林縁などでみられ、高さ2.5~3mほどになる落葉低木。
よく枝分かれします。
葉は互生する長さ15~30cmになる奇数羽状複葉で、7~11対(15~23枚)の小葉からなります。
小葉は長さ4~10cm、幅0.8~3cmの狭長卵形~狭楕円形で、裏面にははじめ星状毛がはえ、側脈は12~16対あります。
葉の縁には鋭い重鋸歯があります。
葉軸と葉柄には星状毛と微毛がはえます。
枝先に長さ10~25cmの大きな円錐花序を出し、多くの花を密につけ、花序には星状毛と微毛がはえます。
花は径0.8~1cmで白色の5弁花です。
雄しべは40~50本あり、花弁より長くなります。
果実は袋果です。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
半日陰でも育ちますが、日当たりが悪いと花つきが悪くなります。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株の周りに施します。
病虫害としてはうどんこ病、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)などがあります。
〔備考〕
ニワナナカマドに似ますが、毛の有無や、雄しべの数と長さで区別できます。
名前
ホザキナナカマド(穂咲七竈)、ホザキノナナカマド(穂咲七竈)
生活型
低木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
ニワナナカマド
植え付け(または播種)季節
11月、12月、2月、3月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州:下北半島)、朝鮮、中国東北部
形状
分枝
草丈・樹高
2500〜3000mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
重鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
5
花の色
白
花径
8〜10
花序の長さ
100〜250
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
盆栽、鉢植、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
虫害
うどんこ病
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19636
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