植物図鑑
キジムシロ
キジムシロ属
キジムシロ
学名:
Potentilla fragarioides var. major
〔基本情報〕
日当たりのよい草地や道端などでみられる高さ5~30cmの多年草。
短い根茎をもちます。
走出枝は出しません。
全体に毛が多くはえます。
根出葉と茎に互生する葉があり、根出葉はふつう7~11小葉からなる奇数羽状複葉で、開花期は長さ3~10cm、花後には長さ25cmにもなります。
根出葉の頂小葉と上部の側小葉はほぼ同じ大きさの広卵形~楕円形で鋸歯があり、裏面の脈上に密に毛がはえます。
下部の側小葉は徐々に小さくなります。
葉柄には開出する毛がはえ、托葉があります。
茎葉は小さな3出複葉です。
根出葉の腋から出る花茎に集散花序がつき、径1~1.5cmの花をつけます。
花は黄色の5弁花で、萼と副萼があります。
果実は痩果です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
花後に出る葉が放射状に広がり、これをキジが休む筵に例えた名とされます。
名前
キジムシロ(雉筵、雉蓆)、オオキジムシロ(大雉筵、大雉蓆)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
エチゴキジムシロ、エチゴツルキジムシロ
植え付け(または播種)季節
3月、4月、10月、11月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、極東ロシア、シベリア、南千島
形状
草丈・樹高
50〜300mm
葉の形
奇数羽状複葉、3出複葉
葉の生え方
互生、根生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
5
花の色
黄
花径
15〜20
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
グラウンドカバー、鉢植、花壇、公園・庭園、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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