植物図鑑
ガマ
ガマ属
ガマ
学名:
Typha latifolia
〔基本情報〕
浅い池沼や川辺でみられる高さ1.5~2mの多年草。
太い根茎をもちます。
葉は互生する単葉で、長さ1~2m、幅1~2cmの線形となります。
花には雄花と雌花があり、茎先に円柱状の花穂を出し、長さ5~12cmの雄花の穂(雄花群)のすぐ下に長さ10~20cm、径1.5~2cmになる雌花の穂(雌花群)がつきます。
雄花群と雌花群の間に裸出した軸の部分は現れません。
果実期には柱頭が着色して雌花の穂は茶色くなります。
果実は堅果です。
〔利用〕
花粉は蒲黄(ほおう)と呼ばれ傷薬に用いられます。
『古事記』の因幡の白兎の話でも有名です。
熟した雌花の穂は火口(ほくち)に利用されました。
〔栽培〕
増殖は株分けによります。
日当たりがよい場所を好みます。
植えこむ土は田土が向きます。
冬に地上部は枯れますが、年間を通じて水が枯れないようにします。
施肥は春~秋に緩効性化成肥料や発酵ずみ油かすを土の中に押し込みます。
名前
ガマ(蒲)、broadleaf cattail、common bulrush、common cattail、cat-o'-nine-tails、great reedmace、cooper's reed
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
水生
良く似た植物
コガマ、ヒメガマ、モウコガマ
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、北半球温帯~熱帯、オーストラリア
形状
草丈・樹高
1500〜2000mm
葉の形
線形
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
黄、黄白、緑
花径
花序の長さ
50〜200
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐湿性
用途適性
水辺緑化、水質浄化、水田緑化、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
『古事記』の因幡の白兎の話に登場する。花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19081
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