シマムラサキツユクサ

ムラサキツユクサ属 シマムラサキツユクサ
学名： Tradescantia zebrina

〔基本情報〕高さ10～30cmになる常緑多年草。
茎は地を這って、節から根を下ろします。
葉は互生する単葉で、長さ4～10cm、幅1.5～3cmの卵形、多肉質で先はとがります。
葉の表面に銀白色の縞模様があり、裏面は紅紫色です。
葉の基部は筒状の鞘となって茎を抱きます。
茎先に集散花序を出し、花序は2個の葉状苞に包まれます。
花は径2cmほどのピンク色～淡い紫色の3弁花です。
雄しべは6個で、花糸は有毛です。
果実は蒴果です。

〔栽培〕増殖は株分け、挿芽によります。
霜が降りない地域では戸外越冬が可能です。
それ以外の地域では冬は室内の日当たりがよい場所に取り込みます。
日向～半日陰で水はけがよい土壌を好みます。
日陰では葉の発色が悪くなり、株も間延びして軟弱になります。
水やりは鉢植えの場合は春～秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
地植えの場合は夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
肥料は与えすぎると間延びして倒れやすくなるので、地植えの場合は必要なく、鉢植えの場合も春と秋に月1回緩効性化成肥料を置き肥する程度にします。
病虫害としては苗腐病、灰色かび病、カイガラムシがあります。