植物図鑑
ミヤコアオイ
カンアオイ属
ミヤコアオイ
学名:
Asarum asperum var. asperum
〔基本情報〕
丘陵地~低山の落葉樹林内にはえる常緑多年草。
茎は短く、地表を這います。
葉には紫褐色で長い柄があり、長さ6~10cm、幅4~8cmの卵円形~卵状楕円形で質がやや薄く、基部が深い心形となり、しばしば基部が張り出してほこ形になります。
葉の表面には短毛があり、ふつう光沢はなく、雲紋~筋状に淡い緑色~白色の模様がはいり、裏面は無毛です。
花は淡い紫褐色で、地際に横向きに咲きます。
花は径2cmほどで花弁はなく、萼筒の上部が花弁状に3裂します。
萼筒は長さ0.6~0.8cm、径0.8~1cmほどで筒部の先が著しくくびれて、横から見ると台形状です。
萼裂片は卵状三角形で斜めに開出します。
萼筒の内側には15本の縦ひだと2~3本の横ひだがあって格子状になります。
雄しべは12個あり、花柱は6個で円柱状です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
種子はとりまきとします。
日陰で水はけ、水もちのよい土壌を好みます。
乾燥を嫌うので、水やりは土の表面が乾きはじめたらたっぷりと与えます。
施肥は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害としては白絹病、軟腐病、炭そ病、ウイルス病、ナメクジ、ヨトウムシなどがあります。
名前
ミヤコアオイ(都葵)、チョウジャノカマ
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:近畿地方~島根県、四国西部、九州:大分県・熊本県)
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
紫
花径
20
花序の長さ
実の色
葉の色
緑、複色
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
白絹病、軟腐病、炭そ病、ウイルス病
虫害
ナメクジ、ヨトウムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
69176
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