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植物図鑑

セイヨウカンボク

ガマズミ属 セイヨウカンボク
学名: Viburnum opulus var. opulus

〔基本情報〕
高さ3~4.5mほどの落葉低木。
樹皮は薄く、割れ目が少ないです。
葉は対生し、長さ・幅とも5~10cmの広卵形となり、中ほどまで3裂します。
葉の表面は3本の脈がめだち、脈がへこんでしわになり、縁には粗い鋸歯があります。
葉柄の先端近くに円盤状の腺があり、基部付近には托葉があります。
枝先に径6~10cmの平らな散房花序を出します。
花は径0.5cmほどで白色、葯は黄白色です。
花序の周囲には径2cmほどで白色の装飾花があり、花冠は5裂します。
果実は径0.7~1cmの球形で赤く熟して垂れ下がります。

〔利用〕
樹皮は薬用にされます。

〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
実生の場合は熟した果実を採り、果肉をよく洗い流してから播きます。
日当たりと水はけがよい腐植質に富んだ場所であれば土質を選ばずよく育ちます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥のほか、花後にお礼肥として3成分等量の緩効性化成肥料を施します。
剪定は行わず自然樹形を楽しみますが、コンパクトにまとめたい時は花後のなるべく早い時期に芽の少し上で切るようにします。
風通しが悪いとうどんこ病やカイガラムシが発生しやすいので注意が必要です。

名前
セイヨウカンボク(西洋肝木)、ヨウシュカンボク(洋種肝木)、European cranberrybush、guelder rose、guelder-rose、water elder、cramp bark、snowball tree、common snowball
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
カンボク
植え付け(または播種)季節
2月、3月、9月、10月、11月、12月
花咲く季節
4月、5月、6月
実のなる季節
8月、9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ、北アフリカ、小アジア、コーカサス、中央アジア
形状
分枝
草丈・樹高
3000〜4500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
散房花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
赤、緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、切花、公園・庭園
ハーディネスゾーン
3a〜8b
病害
うどんこ病
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
55004
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