植物図鑑
ベニカノコソウ
ベニカノコソウ属
ベニカノコソウ
学名:
Centranthus ruber
〔基本情報〕
高さ45~90cmほどになる多年草。
茎は数本出て、基部が木質化し、こんもりと茂ります。
葉は対生する単葉で、長さ5~10cmほどの披針形~卵形、肉厚で白粉を帯びます。
葉の縁は全縁となるかわずかに鋸歯があります。
葉柄は茎の下部の葉にだけあります。
茎の上部に散房花序を出し、多くの花がつきます。
花は先が5裂する管状となり、濃い紅色ですが、ピンク色や白色のものもあります。
花筒部は長く、基部に長い距があります。
雌しべは花の外に突き出します。
種子には冠毛があります。
〔来歴〕
日本には明治時代中頃に渡来しました。
〔利用〕
若葉と根は食用となり、葉はサラダや野菜として調理し、根はスープにされます。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
こぼれダネでもよく増えます。
日あたりと水はけ、風通しがよい弱アルカリ性土壌を好みます。
乾燥した環境を好みます。
半日陰でも耐えますが、花つきは悪くなります。
関東地方以南であれば戸外越冬可能です。
水やりは鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
冬期は乾かし気味に管理します。
施肥は特に必要ありませんが、鉢植えの場合は春に緩効性肥料を少量置き肥してもよいです。
種子を採らないのであれば花が終わったら花茎を切り、株が疲れないようにします。
病虫害は特にありません。
名前
ベニカノコソウ(紅鹿子草)、ヒカノコソウ(緋鹿子草)、red valerian、spur valerian、fox's brush、devil's beard、Jupiter's beard、kiss-me-quick
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、9月、10月、11月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
地中海沿岸地域
形状
草丈・樹高
450〜900mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
散房花序
花弁の数
花の色
赤、桃、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園
ハーディネスゾーン
5a〜8b
病害
虫害
香り
味覚
食用
葉、根
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
14279
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