植物図鑑
コロラドビャクシン
ネズミサシ属
コロラドビャクシン
学名:
Juniperus scopulorum
〔基本情報〕
原産地では山地の岩が多い乾燥した場所でみられることが多い高さ15m、幹径1mにもなる常緑針葉高木。
樹形は円錐形です。
樹皮は赤褐色で、縦に割れ目がはいり、薄くはがれます。
葉は十字対生し、枝に平らに密着する長さ0.2cmの鱗状葉で先がとがり、黄緑色~濃緑色です。
若い木では3輪生する長さ0.5~1cmの針状葉が多く出ます。
雌雄異株です。
果実は球果で、翌年の秋に熟し、径0.5~0.8cmの球形、白粉を帯びた青黒色になります。
〔栽培〕
増殖は挿木によります。
日当たりと水はけがよ、やや乾燥気味の砂質土壌を好みます。
水やりは過湿にならないよう注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施すほか、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害としては赤星病、カイガラムシがあります。
〔備考〕
赤星病はナシにとって重大な病気で、ビャクシン類は赤星病の中間宿主となるため、ナシ園の近くではビャクシン類の植栽を規制している自治体もあります。
名前
コロラドビャクシン、Rocky Mountain juniper、Colorado red cedar
生活型
低木、高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
分布または原産地
北アメリカ西部(ロッキー山脈)
形状
直立
草丈・樹高
5000〜15000mm
葉の形
鱗状葉、針状葉
葉の生え方
対生、輪生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐乾性
用途適性
鉢植、生垣、公園・庭園
ハーディネスゾーン
3a〜7b
病害
赤星病
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
38208
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