ロツス ヒルスツス

ミヤコグサ属 ロツス ヒルスツス
学名： Lotus hirsutus

〔基本情報〕
原産地では日当たりのよい草地にはえ、高さ20～50cmになる半常緑または常緑の亜低木。
基部からよく枝分かれし、低く広がるか半球状の樹形になります。
全体に白色の毛が密にはえ、白っぽく見えます。
葉は互生し、5枚の小葉をもつ奇数羽状複葉ですが、基部の1対が小さく托葉状になるため、3出複葉にみえます。
小葉は長さ2cmほどの倒卵形～楕円形です。
葉柄はありません。
枝先や散形状に4～10個の花がつきます。
花はピンク色を帯びた白色の蝶形花です。
果実は赤褐色の豆果です。

〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好みます。
高温多湿にやや弱いので、長雨の時期は鉢植えは雨のあたらないところに置くほうがよいです。
水やりは過湿にならないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は春と秋に緩効性肥料を置き肥し、真夏に肥料が残らないようにします。
やや移植を嫌うので、植え替えの際には根鉢を崩さないようにします。
病虫害は特にありません。