ロツス マクラツス

ミヤコグサ属 ロツス マクラツス
学名： Lotus maculatus

〔基本情報〕
高さ15～20cmになる常緑多年草。
茎はよく枝分かれし、60～90cmまでのびます。
全体に銀色の細かい毛が密にはえ、青緑色を帯びて見えます。
葉は互生し、3～7枚の小葉をもつ掌状複葉で、小葉は長さ1～2cmほどの線形です。
葉柄はなく、線形の葉が輪生しているように見えます。
花は枝先や葉腋に単生または散形花序に2～5個つきます。
花は黄色の蝶形花でくちばし状にカーブし、旗弁は反り返り、花弁の先は鮮やかな赤～オレンジ色となります。

〔栽培〕
増殖は挿木によります。
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好みます。
霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
高温多湿にやや弱いので、長雨の時期は鉢植えは雨のあたらないところに置くほうがよく、夏に暑くなる地域では風通しのよい半日陰に置くほうがよいです。
水やりは過湿にならないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は春と秋に緩効性肥料を置き肥し、真夏に肥料が残らないようにします。
やや移植を嫌うので、植え替えの際には根鉢を崩さないようにします。
病虫害は特にありません。