コトネアスター ダンメリ

シャリントウ属 コトネアスター ダンメリ
学名： Cotoneaster dammeri

〔基本情報〕
高さ30～40cmの常緑低木。
枝は地を這い、地面に接すると節から根を出します。
葉は互生する単葉で、長さ1～2cm、幅0.7～2.2cmの楕円形です。
葉の表面は濃い緑色で光沢があり、4～6対の側脈があります。
葉の縁は全縁です。
花は葉腋に単生するか散房花序に2～3個つき、径1cmで白色の5弁花です。
花弁は基部が爪になります。
雄しべは20個あり、葯は赤紫色です。
果実は径0.6～0.7cmのナシ状果で赤色に熟し、冬まで残ります。

〔栽培〕
増殖は実生と挿木によります。
種子は乾燥すると発芽率が極端に落ちるため、果肉を取り除きとりまきとするか、乾燥しないように保存します。
日当たりと水はけがよく、肥沃な砂質土壌を好みますが、土質はえらびません。
水やりは極端に乾燥しない限り降雨にまかせます。
施肥は寒肥と開花後の2回、緩効性肥料または有機質の肥料を施します。
基本的には剪定せず自然樹形で育てますが、剪定をしたい場合は2～3月におこないます。
病虫害としては夏の高温期にハダニが発生することがあります。