コトネアスター ラクテウス

シャリントウ属 コトネアスター ラクテウス
学名： Cotoneaster lacteus

〔基本情報〕
高さ4mになる常緑低木。
若い枝にははじめ白色の短毛が密にはえますが、のちに無毛となります。
枝はアーチ状に伸びます。
葉は互生する単葉で、長さ6cmほどの倒卵形～楕円形です。
葉の表面は暗緑色で、裏面には白色の毛が密にはえます。
葉の縁は全縁です。
散房花序に白色の5弁花を多数つけます。
果実はナシ状果で赤色に熟し、冬まで残ります。

〔栽培〕
増殖は実生と挿木によります。
種子は乾燥すると発芽率が極端に落ちるため、果肉を取り除きとりまきとするか、乾燥しないように保存します。
日当たりと水はけがよく、肥沃な砂質土壌を好みますが、土質はえらびません。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は極端に乾燥しない限り降雨にまかせます。
施肥は寒肥と開花後の2回、緩効性肥料または有機質の肥料を施します。
基本的には剪定せず自然樹形で育てますが、剪定をしたい場合は2～3月におこないます。
病虫害としては夏の高温期にハダニが発生することがあります。