ヤグルマハッカ

ヤグルマハッカ属 ヤグルマハッカ
学名： Monarda fistulosa

〔基本情報〕
高さ50～120cmの多年草。
全体に芳香があります。
茎の断面は四角形です。
葉は対生する単葉で、長さ5～8cmの卵形で、、軟毛がはえます。
葉の縁はほぼ全縁もしくはやや鋸歯があります。
茎先の径4cmほどの輪散花序を出し、20～50個の花を密につけます。
花序には葉状の苞があります。
花冠は長さ3cmで上下2唇に分かれ、淡い桃色です。
雄しべは2個で長く突き出します。
果実は分果です。

〔利用〕
乾燥させた葉や花をハーブティーとしたり、ポプリにも利用されます。
また蜜源植物としても利用されています。
花期の全草を薬用としても利用します。

〔栽培〕
増殖は株分けと実生、挿芽によります。
日当たりと水はけ、風通しがよく、やや湿り気のある土壌を好みます。
耐寒性が強いです。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害としてはうどんこ病、灰色かび病、アブラムシなどがあります。