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植物図鑑

サルナシ

マタタビ属 サルナシ
学名: Actinidia arguta var. arguta

〔基本情報〕
他のものに巻きついて30mの高さまで登る落葉つる性木本。
若い枝には褐色のやわらかい毛がはえます。
葉は互生する単葉で、長さ6~10cm、幅4~7cmの楕円形~広卵形で、やや厚く、表面に光沢があります。
葉の縁には細かい鋸歯があります。
葉柄は長さ2~8cmで、しばしば紅色を帯びます。
雌雄異株または雑居性です。
若い枝の上部の葉腋から集散花序を出し、雄花は3~7個ずつ、雌花や両性花は1~3個ずつつきます。
花は径1~1.5cmで白色の6弁花です。
雄しべの葯は暗い紫色です。
果実は長さ2~2.5cmで楕円形の液果となり黄緑色に熟します。
果肉は緑色で中心部から小さな黒い種子が多数、放射状に環をなして並びます。

〔利用〕
果実は生で食べたり果実酒にするほか、薬用とします。
丈夫で腐りにくいつるを筏や橋を縛る材料としました。
ステッキの材料にもなります。

〔栽培〕
増殖は接木や挿木、実生によります。
日当たりと水はけ、水もちのよい場所を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは特に必要ありません。
施肥は早春と秋に有機質の肥料を施します。
病虫害は特にありません。

名前
サルナシ(猿梨)、シラクチヅル、コクワ
生活型
つる性木本
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
シマサルナシ
植え付け(または播種)季節
1月、2月、11月、12月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、サハリン、ウスリー、南千島
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
6
花の色
花径
10〜15
花序の長さ
実の色
黄、緑
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、接木、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園、壁面緑化
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
甘味、酸味
食用
毒性
有用
薬用、食用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
16429
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