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植物図鑑

ヤマハゼ

ウルシ属 ヤマハゼ
学名: Toxicodendron sylvestre

〔基本情報〕
山地の林内でみられる高さ5~10mほどの落葉小高木。
若い枝にははじめ褐色の毛が密にはえます。
葉は互生する長さ20~40cmの奇数羽状複葉で、枝先に集まってつき、9~17枚の小葉からなります。
小葉は長さ4~13cm、幅2~5cmで左右非相称の卵状長楕円形となり、全縁です。
葉の両面にはまばらに毛がはえ、特に裏面脈上には多くはえます。
葉軸にも毛がはえます。
葉は秋に紅葉します。
雌雄異株で、雄花・雌花とも葉腋から出る長さ10~20cmの円錐花序に多数つき、黄緑色の小さな5弁花です。
果実は径7~8mmの扁球形で、つやのある黄褐色に熟します。

〔利用〕
果実(核果)から得られる木蝋は、和蝋燭、坐薬や軟膏の基剤などの原料として利用されます。
葉も薬用として利用されます。
材は工芸や細工物に用いられます。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
日当たりと水はけのよい場所であれば土質を選ばず、容易に栽培できます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

〔備考〕
ウルシ科なので体質によってかぶれる人がいるため、注意が必要です。

名前
ヤマハゼ(山黄櫨、山櫨)
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
ハゼノキ、ヤマウルシ
植え付け(または播種)季節
4月、5月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
9月、10月、11月
葉の鑑賞期間
10月、11月
分布または原産地
日本(本州関東地方以西、四国、九州)、朝鮮南部、中国中南部、台湾
形状
直立
草丈・樹高
5000〜10000mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
5
花の色
花径
花序の長さ
100〜200
実の色
茶、白
葉の色
赤、橙、緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
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農林水産省品種登録品種名称
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