思い出の春の味。似ているようで違うその正体は?

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こんにちは。エバーグリーンポスト編集部のまえだです。

祖父と摘んだツクシを祖母が調理してくれたツクシの卵とじ。ツクシを見かけると、その味を思い出します。

つくし

つくし

 

さて、先日、玄関先にツクシに似た植物を見かけました。でもよく見ると、とんがった頭に、緑色。ツクシではなさそうです。

こちらは「スギナ」。そういえば「ツクシ誰の子スギナの子」という童謡があったことを思い出しました。似ているのも不思議ありません。

実は、スギナとツクシは地下茎で繋がっていて、ツクシが出す胞子が子孫を残します。ツクシはスギナの生殖器のようなものといってもいいかもしれません。

春になって暖かくなってくるとツクシは地中から姿を現し、ぷくっと膨らんだ頭から緑色の小さな胞子を飛ばし枯れていきます。風にのって飛んでいった胞子はが落ちた場所でまた芽を出します。こうしてスギナはまた繁殖していきます。そして冬になるとスギナは枯れますが、地下茎ではツクシが成長し、そして春になって姿を現します。

わがやの庭先のスギナも、どこからか胞子が飛んできたのでしょうか。そのままにしておいたら、そのうちツクシが出てくるのかな、とちょっぴり期待しましたが、スギナは、地下茎から直接芽を出して増えることもあって、どんどん茂って今度は退治が難しくなるのだとか。残念ですが、ここで増えてもらっては困るので、今のうちに抜いておこうかと思います。

地下でつながっているツクシとスギナ

地下でつながっているツクシとスギナ

成長したスギナ。繁殖力が旺盛です。

成長したスギナ。繁殖力が旺盛です。

 

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