こんにちは。エバーグリーン編集部たなかです。
わが家の玄関の前に、放置されたままのプランターがあります。母が元気だった頃には、色とりどりのチューリップやスイセン、フリージアなどが咲いていましたが、手入れをする人がいなくなった今……。
しかし、そこから地面を這うように広がっていく植物があります。シロツメクサに似たピンク色の花はかわいいのですが、放っておくと、どんどん道路を覆っていってしまうため、何度となく、刈り込んで来ました。
苗を植えた記憶もないのが気になって、調べてみたところ、ヒマラヤ産のタデ科の多年草である「ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)」だったのです。このヒメツルソバ、繁殖力の強さから最近は野生化していると聞き、何もしなくても増殖し続けることに納得!
この放置したプランターには、もうひとつどんどん増え続ける植物があります。鉢植え観葉植物として知られる「オリヅルラン」。こちらも株を植えた記憶はありません。どこからやって来たのでしょうか。
そして春になると花を咲かせるスイセン。去年は黄色、今年は白い花を咲かせました。おそらく、プランターに植えられたままの球根から育っているようです。でも、プランターの中を確かめようにも、ヒメツルソバが一面を覆っているのですから、どうすることもできません。
肥料も水もやることはないのに、それでも、育ち、花を咲かせる植物たち。その生命力の強さにはただ驚くばかりです。
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