こんにちは。エバーグリーン編集部たなかです。
沈丁花春の月夜となりにけり(虚子)
お隣の玄関先に植えられ沈丁花(ジンチョウゲ)の甘い香りが漂い始めると、クシュン、クシュンと、そろそろ私の花粉症の季節が始まります。それでもジンチョウゲの香りを嗅ぐと、暖かな春の訪れに、幸せな気持ちがあふれてきます。
さて、この原稿を書こうと、沈丁花の写真を撮っていたら、一つの株に、赤と白と二つのつぼみがついていました。以前このポストでインタビューさせていただいたニシハラサイコさんにお見せしたところ、「赤花と白花が一つの株につく咲き分けのジンチョウゲ」だと教えてくださいました。
「咲き分け」とは、「同じ株の中で異なる色の花が咲くこと。また、その草木」(大辞林)。実はこの写真を撮るまで、白い沈丁花があることも知りませんでしたから、まして咲き分けなんて、とっても感激!
ネットで調べてみると、ジンチョウゲ以外にも、ウメ、ハナモモ、サツキ、ツツジ、オシロイバナなど、咲き分けの草木が見つかりました。咲き分けのメカニズムも調べてはみたのですが、遺伝子の問題を語るには、私には少々高度過ぎました(涙)。いくつかのWebサイトをご紹介しますので、興味のある方はぜひご覧ください。
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