数年前の春、道路沿いの植え込みがこんもりと真っ白な繁みになっているのを発見。あまりの美しさに、思わず「うちの庭にも欲しいなぁ」と声に出してしまいました。排気ガスもたくさん浴びているはずなのに、こんなにキレイな花を咲かせているのだから、きっと丈夫に違いない。ズボラなわたしでも育てられるだろうと想像していました。それがユキヤナギでした。
その後、ご近所から挿し木したユキヤナギをいただき、庭に植えることに。私の予想通り順調に成長し、そのまぶしいほどの純白は、パンジーやチューリップなどカラフルな花が多い春でもひときわ目立つ存在になりました。
その一方で、株の根元からたくさんの枝が出て少しモシャモシャした感じに。丈夫で成長が早い分、樹形が乱れるのも早いようです。少しスッキリさせてあげたいと思い、剪定の仕方を調べてみました。
ユキヤナギの剪定のポイントは?
ユキヤナギの剪定は、春、花が咲き終わった頃に行います。植え込みや垣根などではきれいな箱型に整えられていますが、せっかくなら柳のように枝がゆらゆら揺れるユキヤナギ独特のふんわりした雰囲気を楽しみたいもの。そのように仕立てるには、剪定の仕方にポイントがあるようです。
そのポイントは、古い株だけを根元から切り落とし、弧を描いて伸びている枝には触らないこと。そうすれば、翌年もしなやかな曲線を描く美しい枝と、枝いっぱいに咲く花が楽しめます。
散った花びらが地面に米をまいたように見えることから「小米花(こごめばな)」とも呼ばれるユキヤナギ。来年も美しく咲いてくれるのを楽しみに、剪定を行いたいと思います。
- ユキヤナギの花言葉:「愛らしさ」「気まま」「殊勝」
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(エバーグリーン編集部 まえだようこ)
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