冬空に赤い実が映える木。それはピラカンサ。
ピラカンサというより、日本では、トキワサンザシ(赤い実)、タチバナモドキ(黄色い実)といった方がピンとくる方が多いかもしれません。属名は、バラ科タチバナモドキ属といいます。
実が見頃となる冬、園芸店の店頭には、盆栽や寄せ植えとして並んでいるところを見かけます。
色の少ない冬、たくさんの赤い実が華やかなので、わが家では生垣に活用しています。地植えの場合、消毒も水やりも必要ないので、育てるのはさほど難しくありません。しかし、生垣にする場合は、枝がどんどん伸びてしまうので、剪定は欠かせません。
通常、花の咲き終わり、実がなる前の6月から9月に剪定しますが、わが家のように生垣にしたり、トピアリーにしたり、その形を維持したい場合は、伸びてきた枝はその都度切り込んで、枝分かれした元から思い切って剪定します。ピラカンサは強めに剪定しても滅多に枯れることがありません。わが家では、実を楽しみたいので、花が咲いて実がなっている短い枝は切らないようにしています。
ピラカンサの枝にはかなり強い棘がありますから、剪定するときには、ゴムでコーティングされた軍手をしてトゲが刺さらないように気を付けましょう。防犯上の理由から生け垣に利用しているお宅もあると聞いたことがあります。キレイな実が防犯にも役立つなんてまさに一石二鳥ですね。
- ピラカンサの花言葉:美しさはあなたの魅力、慈悲、防衛、燃ゆる想い、快活、愛嬌
エバーグリーン編集部オススメサイト
- 基本的には、ほとんど手がかからない樹木です
- より細かな剪定の注意点についてはこちら
ピラカンサの剪定方法と剪定時期(知らずに切って慌てないための庭木の剪定専門サイト)
- 盆栽として楽しみたいときは、こちらを参考に
(エバーグリーン編集部 愛垣)
- 前の記事を読む(ハボタンがあの植物と似ている訳は? 〜ハボタン)
- 次の記事を読む(ハーブやお花のお風呂で、一年の疲れを落としませんか?)